「税金のことは後で考えよう」と放置していると、翌年に高額の追徴課税が来ることがあります。知識がなくても大丈夫ですが、最低限のルールだけは入店前に把握しておくべきです。
この記事では、キャバクラで働く方が知っておくべき税金の基本を、難しい言葉を使わずにまとめます。
まず知っておくべき3つの基本
① キャバ収入は「事業所得」または「雑所得」として申告する
アルバイト(給与所得)とは扱いが異なります。店からは「源泉徴収なし」で手渡しされるケースが多く、自分で申告する義務が生じます。
② 副業(Wワーク)の場合:年間20万円を超えたら申告義務あり
昼職の給与とは別に、キャバ収入が年間20万円を超えると確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は必要な場合があります。
③ キャバ専業の場合:基礎控除(48万円)を超えたら申告
キャバ収入のみで年間48万円(所得ベース)を超える場合に申告義務が発生します。収入から必要経費を引いた「所得」で判断します。
経費として計上できるもの
キャバ収入から差し引ける「必要経費」があります。きちんと記録しておくと納税額が減ります。
- ドレス・衣装代
- ヘアメイク代(仕事用)
- ネイル代(仕事用)
- 美容費(まつ毛・エステ・脱毛など、仕事に必要と判断できるもの)
- 交通費(タクシー代含む)
- スマホ代(仕事で使う割合分)
レシート・領収書は必ず保管してください。確定申告時に証明が必要になります。アプリ(Freee・マネーフォワードなど)で管理すると楽です。
住民税バレを防ぐ「普通徴収」の設定
Wワーカーが最も気をつけるべきなのが住民税による身バレです。
通常、会社員の住民税は「特別徴収」といって会社の給与から天引きされます。副業収入があると住民税が増額され、会社の経理担当に「なんか増えてる」と気づかれるリスクがあります。
普通徴収にする手順
翌年2〜3月に確定申告書を提出する
申告書の「住民税・事業税に関する事項」欄で「自分で納付(普通徴収)」を選択する
6月ごろに自宅に住民税の納付書が届くので、自分で納める
⚠ この選択を忘れると、副業分の住民税が会社の給与天引きに合算されて身バレします
申告しないとどうなるか
「バレないだろう」と放置するのは危険です。税務署は支払調書・金融機関の記録などをもとに調査することがあります。無申告が発覚すると本来の税額+加算税(15〜20%)+延滞税が課されます。
申告は面倒に感じますが、e-Tax(国税庁のオンライン申告)を使えば自宅で完結します。収入・経費を入力するだけで計算してくれるので、思ったより簡単です。
確定申告の時期と流れ
まとめ
- ・Wワークでキャバ収入が年20万超えたら確定申告が必要
- ・ドレス・ヘアメ・交通費は経費として控除できる(領収書保管)
- ・身バレ防止は「普通徴収」の選択が最重要
- ・無申告は加算税・延滞税のリスクあり。e-Taxで早めに対処
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、税務上のアドバイスではありません。個別の状況については税理士・税務署にご相談ください。